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『石門心学風土記80~~先哲・石田梅岩の教えを受け継ぐ講舎を訪ねて~』「あとがき」より
あとがき 『石門心学風土記』を書き始めた契機・目的などは「まえがき」や前頁の「発刊に当って」に書きました。この「あとがき」では、一.私の石田梅岩先生・石門心学への入門の契機、二.訪ねた心学舎のうちの幾つか、三.今後の活動(今とこれからに生かすために)を述べます。 一.小売業の三大革新を知り生涯テーマ「石田梅岩」に至る 拙著『先哲・石田梅岩の世界~神天の祈りと日常実践~』(新風書房、三四~三五頁)より引用します。 小栗了雲師の病が重くなり、自ら最期を迎えようとすることがわかったのでしょう。自身が注釈を加えた書物類を先生に与えようとしましたが、先生は「ほしくありません」と言いました。師が「どうしていらないのだ?」と訊ねたところ、先生は「私自身が人に伝えるときが来たら、自分が考えた独自の言葉で述べます( われ事にあたらば新たに述べるなり) 」と応えました。了雲師はそれを大変褒め称えました。(『石田先生事蹟』清水意訳) 【解説】注を加えた貴重な書を与えるということは、後継者指名そのものです。それに応える先生のこの真言は「独立宣言」です。...
大和商業研究所
4月22日読了時間: 4分


『石門心学風土記80~~先哲・石田梅岩の教えを受け継ぐ講舎を訪ねて~』目次
〔数字はページ数〕 ■はじめに 出会った石門心学関係者 1 目次 2 石門心学風土記八十 全体表 4 まえがき 6 伝承され生き続ける石門心学 8 江戸期国名と都道府県 10 心学舎一覧 11 ■石門心学風土記 ◇北海道・東北 蝦夷の国 誠終舎 12 出羽の国 鶴鳴舎 13 ◇関東 常陸の国 尽心舎・有隣舎 14 下野の国 存養舎と高田良道 15 上野の国 三孝舎など 16 上野の国 岡部栄信と岡部温故館 17 武蔵の国 恭倹舎 18 武蔵の国 関東郡代、伊奈忠尊 19 武蔵の国 参前舎 20 武蔵の国 江戸心学舎と石川島人足寄場21 ◇北陸・甲信越 越後の国 越後騒動と小栗了雲の運命22 越中の国 高岡の修三堂 23 加賀の国 反求舎 24 越前の国 謙享舎(謙光舎) 25 甲斐の国 洗心舎 26 甲斐の国 永言舎
大和商業研究所
4月21日読了時間: 3分


『石門心学風土記80~先哲・石田梅岩の教えを受け継ぐ講舎を訪ねて~』の発刊
2025年9月発刊の「あとがき」を一部修正し、以下に掲載します。 ここ10年、『石門心学風土記』をつづってきたが、80号の節目を迎えたので、節目の記念誌を発行した。 石門心学舎の訪問着手は、2011年2月、篠山市の久井勝明氏の案内により、寺田一清先生と訪ねた養父市の立誠舎である。以来、約90箇所の心学舎(舎以外の心学関係地を含むと120箇所以上)を調査した。 かねてよりの私の心願は、石田梅岩先生の訓えの弘布を図るもので、心学者の克己の足跡に学ぶことは不可欠であると考えている。 幸いにも、梅岩先生のご生誕地・亀岡市で『令和利他新報』を発刊している堤九十生代表との知己を得て、同紙に2016年12月より毎月『石門心学風土記』を寄稿してきた。堤氏との出会いは、これも同市の今西好文氏が小生を自身の里山で開催する講演にお招き頂いたのがご縁。梅岩先生への敬愛の波動が引き寄せるセレンディピティ(偶然の幸運)は、これ以外にも多数、体験している。 各心学舎への訪問は何れも忘れがたいもので、そこには梅岩先生の有徳語録である「先も立ち我も立つ」の利他精神と、「もし聞く
大和商業研究所
4月20日読了時間: 2分


実践人誌『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(七)
実践人誌2023年9月号に掲載されました。 『石田先生事蹟』などから、梅岩先生(勘平さん)の先祖の偉業、生誕から23歳で京都の黒柳家に奉公するまでを綴っています。 先祖は戦国時代、現在の亀岡市東別院地区を治めていた石田氏に仕えた武士・曾和市郎兵衛。その次男が石田姓となり、五...
大和商業研究所
2024年11月27日読了時間: 1分


実践人誌『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(六)
実践人誌2023年8月号に掲載されました。 ここでは、森信三・寺田一清両先生が愛した『事蹟』から、誌面の許す限り、梅岩先生の人となりを綴っています。 世の中はなににたとへん水鳥の はしふる露にやどる月かげ 冒頭の二行は道元禅師の和歌です。それに続けて自身の悟境「日本一面の神...
大和商業研究所
2024年11月27日読了時間: 1分


実践人誌『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(五)
実践人誌『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(五) 過去の実践人誌(2010年4月~2011年2月) に7回、22頁に亘り、執筆しました。 全七回のタイトルは次の通りです。 ①森信三先生の語る心学への期待 ②③④石田梅岩先生の生涯 ⑤⑥心学者列伝 ⑦明誠舎・実践人と共に歩む人生...
大和商業研究所
2024年8月9日読了時間: 1分


実践人誌『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(四)
「実践人」誌2023年6月号に『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(四)を寄稿しました。 内容は、教育家としての石田梅岩、寺田一清先生『石田梅岩に学ぶ』を出版です。 そのPDF版を掲載します。 写真は『教育家としての石田梅岩』(岩内誠一著)。
大和商業研究所
2024年4月24日読了時間: 1分


実践人誌『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(三)
「実践人」誌2023年5月号に『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(三)を寄稿しました。 内容は、森信三先生による詩「石田梅岩」、『石田先生事蹟』解題です。 そのPDF版を掲載します。 写真は新美南吉記念館にて、森信三先生胸像と寺田一清先生(2012年5月27日)。
大和商業研究所
2024年4月18日読了時間: 1分


実践人誌『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(二)
「実践人」誌2023年4月号に『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(二)寄稿しました。 内容は、西晋一郎先生著 『尊徳・梅岩』、梅岩は「倹約」と「知心」です。 そのPDF版を掲載します。 写真は、西晋一郎先生がしばしば訪れた法隆寺。
大和商業研究所
2024年4月18日読了時間: 1分


実践人誌『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(一)
「実践人」誌2023年3月号に『偉人伝・石田梅岩と石門心学』(一)寄稿しました。 内容は、「私と石田梅岩との出会い」「石門心学講舎一覧(一八七舎)」です。 そのPDF版を掲載します。 写真は『日常凡事に心を尽くす~石田梅岩先生』(寺田一清著、致知出版社)。
大和商業研究所
2024年4月3日読了時間: 1分


都鄙問答の段 解題
『都鄙問答』の段 解題 1.冒頭の言葉の追加により『都鄙問答』に無限の明るさが点燈 当初の書名『田舎問答』から、『都鄙問答』に変更された。 また、「都鄙問答の段」の最初に、易経の言葉が加わった。 これにより、格調が高まり、全体として梅岩教の持つ無限の輝きと明るさが灯ったと言...
大和商業研究所
2023年8月22日読了時間: 8分


都鄙問答の段(後半)現代語訳・註釈
『都鄙問答』 一 都鄙問答の段 後半(岩波文庫、14~17頁) 【現代語訳】(文責:清水正博) 赤字のサブタイトルは、『都鄙問答』(石川謙、田辺肥洲校訂、石門心学会発行)の見出しを用いた。 青字の(注小高)は、『近世思想家文集』(日本古典文学大系97、岩波書店)『都鄙問答』...
大和商業研究所
2023年8月22日読了時間: 10分


都鄙問答の段(前半)現代語訳・註釈
『都鄙問答』 1 都鄙問答の段 前半 (岩波文庫、9~13頁) 【現代語訳】(文責:清水正博) 赤字のサブタイトルは、『都鄙問答』(石川謙、田辺肥洲校訂、石門心学会発行)の見出しを用いた。 青字の(小高注)は、『近世思想家文集』(日本古典文学大系97、岩波書店)『都鄙問答』...
大和商業研究所
2023年8月21日読了時間: 13分


『都鄙問答』「鬼神を遠ざくと云う事を問の段」
今月の石田梅岩・石門心学講座(Web松柏舎)は、『都鄙問答』「鬼神を遠ざくと云う事を問の段」の会読を行いました。充実した2時間でした。 『都鄙問答』はいいですね。一段毎に意味が深まります。 この段の最後は、「俗説にかかわらず、本(もと)を推して工夫有るべき所なり」と、「工夫...
大和商業研究所
2023年6月21日読了時間: 1分


『石田先生事蹟』その四
㉒隣国に洪水ありし秋、月見の参会とて、先生門人に誘はれ行きたまひしに、其後ある人先生の許へきたりて曰く、隣国洪水ありて憂ふる人多し。しかるに月見の参会したまひしは、人の憂をうれひ給はざるにあらずやと申しければ、先生答へて曰、洪水を歎かざるにはらず。しかれども是は吾分に非ず。...
大和商業研究所
2023年5月25日読了時間: 6分


『石田先生事蹟』その三
⑫先生日、今上(きんじょう)皇帝を拝し奉る事、下民(かみん)において恐れあり。天照皇太神宮を拝し奉るうちに、即ち摂在(かねいま)せるなり。 禁裏へ拝見の事有て参り給ふには、必ず沐浴(ゆあみ)したまへり。南門の前にては天照皇太神宮を拝し奉る心にて過ぎ゙給ふとなり。...
大和商業研究所
2023年5月23日読了時間: 5分


『石田先生事蹟』その二
⑨先生の故郷東縣村は、前後山せまりたる所なり。先生の母蓮(はちす)を好みもとめ給ふに、山陰(かげ)の地にて、近きあたりに蓮のある所なし。しかるに其の家の庭さきなる、山際のほそきながれに、少し塗泥(ふけ)のごとくなる所あり。其の所蓮を生ずべき地にもあらざるに、或る年一本(ひと...
大和商業研究所
2023年5月23日読了時間: 5分


『石田先生事蹟』その一
①先生名は興長(おきなが)、一名(ひとつのな)は梅岩、呼名(よびな)は勘平、石田氏(うじ)なり。父の名は浄心(じょうしん)、母は角氏(かどうじ)の女(むすめ)なり。 貞享(じょうきょう)二年(一六八五)乙丑(きのとうし)九月十五日、丹波桑田郡(ごうり)東縣(とうげ)村に生ま...
大和商業研究所
2023年5月23日読了時間: 6分


『道得問答』慈音尼著 巻の一 八歳にして母に後れ夫より菩提心に志すの段④
4日目(2022年12月26日) 527頁後ろから4行目~529頁後ろから6行目 【原文】 貞純(さだずみ)親王(注1)賢の曰、「天道は、此方よりなす。人毎に、天道にまかすといふは、道なし。人事を勤め勤めて後に、天道に任すべし。人事を勤行ずして、よからぬは、ひとへに、天の罪...
大和商業研究所
2023年1月9日読了時間: 7分


『道得問答』慈音尼著 巻の一 八歳にして母に後れ夫より菩提心に志すの段③
3日目(2022年11月28日) 526頁後ろから4行目~527頁後ろから5行目 【原文】 此心をしらんとおもふ人は、常々心静にして、靜座を好みて、よろづの音聲を聞く者は何者ぞ、是何者ぞと、明暮捨ておかず尋ねなば、終には其主に尋ねあたるべし(注1)。此要(かなめ)をしらざる...
大和商業研究所
2023年1月9日読了時間: 5分
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