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  • 執筆者の写真大和商業研究所

松柏舎(大和梅岩力講座)3月度中止の件

3月23日(月)松柏舎(大和梅岩力講座)第四期第12講を予定していましたが、昨今の社会情勢を鑑みて、来月4月27日(月)に延期と致します。今月で『都鄙問答』「性理問答の段」が最終回、第四期が終了という節目の月でしたが、真に残念です。

日々の活動の中で、これまでの学びを実践してください。昨年12月からの新型ウィルスの世界的流行は、今世紀最大の厄災と言えましょう。過去にも各種の疫病が蔓延し、その都度、人類はこれを克服してきました。今回もいずれ根治薬が発見・開発されるでしょうが、免疫力を高めて乗り切りましょう。

目下のところ、皆それぞれ、大なり小なり、直接・間接に影響を受けているでしょう。

課題は大別して、次の二つに区分されると思います。

1.経済リスク:仕事の減少、必需品の欠乏など主として経済に関わる問題

2.身心リスク:感染に関する身体面の不安、政府対応への不満や行事の変更などの心的ストレスなど

こんなときこそ、「石門心学」を学んできた者として、常に正しい判断ができるよう、心を穏やかに安定させて過ごしたいものです。

「まだまだ『都鄙問答』性理問答の段を読み終えるには早い!」 「もっとわしの心を知れ」と梅岩先生はおっしゃっておられると感じています。

石田梅岩先生やその後の心学講師達は、このような事態に陥った場合に、どんな言動をとっておられたか? 梅岩先生にお出まし願いたいと思います。

拙著『先哲・石田梅岩の世界』の「37.大火後の迅速な炊き出し(付言.心学舎の救済措置で餓死者なし)」、「38.災害時に月見の会は(付言.商人の心意気)」、「39.無災害へ神天に祈る」、など、各種の厄災に対し、備え、行動されておられます。非常時対応のヒントにしてください。

現代の世相に照らして、今何をなすべきか。それを考えて過ごすことも、この異常時にパニックにならないための必要な思考方法かと思います。

先に挙げた二つのリスクに対しては、常日頃からの以下の対応が有効でしょう。

1.経済リスク⇒普段の蓄え・災害への備蓄の見直し

2.身心リスク⇒メンタルヘルスに関するトレーニング、免疫力をつけるための鍛錬道

心を平生に保つためにも、日々心掛けてまいりたいものです。


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