昨年末、拙著『新入社員の常識』(商業界)が重版となり、一部のデータ・文章を加筆・修正して発売されました。
当初、2004年に発刊したものが好評で6刷までいきました。そこで大幅に内容を書き換えた「改訂版」を2015年1月に再刊し、今回で改訂版が第3刷となり、通算9刷です。
ここまで版を重ねられたのは、出版社方々の尽力と、活用頂いている読者のお陰です。
ある中堅スーパーは、全社員に購読させ試験を行う、またある大手スーパーは、新入社員の必読書として配布しています。店長研修やバイヤー研修にも本書を活用している企業もあり、私も本書を用いて従業員教育の講師を務めてきました。
新入社員のみならず、先輩社員、流通業界に興味のある学生さん、上司となられる指導者にもお薦めです。
本書では、流通業界をリードしてきた先達を紹介し、仕事をする前提として経営理念や社会的責任を重視しています。小売業に携わる上での心構えや生き方についても触れています。
また本書は、鍵山秀三郎先生の「微差僅差の積み重ねがやがて絶対差になる」「10年偉大なり、20年おそるべし、30年にして歴史になる、50年神の如し」から始まり、森信三先生の「人生二度なし」(1頁使っています)で終えています。もちろん、石田梅岩先生も登場します。
ちょっと普通とは変わった実務書です。どうぞお手に取ってご覧ください。定価は千円+税。
本書の概要は以下の通りです。
内容紹介
本書は、これから小売産業界に船出する人々のためのナビゲーター役を務めるものです。社会へ出ると数々の壁にぶつかります。その際には原点・初心に帰るという視点でこの本に戻って頂きたいと思います。本書は次のような構成になっています。 (1) 小売業への入門編 第2章「小売業の社会的責任」、 第3章「小売業を取り巻く環境変化」、 第4章「小売形態の変遷と現況」では小売業の産業化について述べています。 (2) 小売業基礎編 第5章「顧客満足のために」、 第6章「売場づくりと販売促進」、 第7章「仕入と商品管理」で、全体の中核をなす内容です。 (3) 社会人として個人の成長編 第1章「社会人としての常識」と第10章「組織・人事・教育」です。 (4) 数値編 第8章「市場調査とストア・コンパリゾン」、 第9章「計数管理」です。
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