今月の大和梅岩力講座(松柏舎)のご案内、9月30日(月)18時~20時、第5月曜日ですので、お間違えのないようご留意ください。
テキストは『都鄙問答』(致知出版社)の輪読をしています。お持ちでない方は会場に用意しています(1728円)。それ以外に石門心学に関わる情報提供、意見交換など、和気あいあいにして密度の濃い2時間です。終了後、有志で二次会もあります(北浜・南禅)。
「了雲に出会わなかったら、梅岩はただの伝道癖の強い、あるタイプの説教師として終わったかもしれない。了雲に出会うことを通じて梅岩ははじめて自己にめざめた自立した思想家となった」と源了圓氏は語っています。ホンマモンの師はいかに大切か。今回はそんなお話もしようと思います。
この段は『都鄙問答』の最後から2番目で、文章は「性理問答の段」に続いて長い。梅岩先生が大いに力点を置いた段と言えます。3日に分けて読んでいるこの長い文章が何を示唆しているかと考えた場合、私は先生が長年勤めた黒柳家になぞらえたのではないかと思えてきま。聖人とも言える当主であったが支える人が少ない。「あまた家来のその中に左程ある親方にくみし相(たすく)る者なきは惜しい哉、哀しい哉」など、ことばの端々に先生の悲憤慷慨(ひふんこうがい)が伝わってきます。現在の会社組織にも通じる話しですね。
「石門心学」の使命は、①企業の社会的価値の向上のために! ②良き後継者育成のために! ③地球社会の未来への貢献のために! です。今月も梅岩先生、石門心学より、自身の現状課題に置き換えて考えてまいりましょう。
【日時】2019年9月30日(月)18時~20時=第5月曜日
通常は第4月曜日ですが会場がとれない場合は変更になります。以後、10月28日(月)、11月25日(月)、12月9日(月)=第2月曜日(忘年会)、1月27日(月)
【会場】大阪市中央公会堂(部屋番号は西側入口のボードで確認ください)
【最寄り駅】京阪中之島線「なにわ橋」1分、地下鉄堺筋線・京阪線「北浜」3分、地下鉄御堂筋線・京阪
線「淀屋橋」5分、
【参加費】500円
【内容】『都鄙問答』(致知出版社)「或る人、主人の行状の是非を問うの段」(P236~274のうち、P261~274)の輪読。
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