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  • 執筆者の写真大和商業研究所

大和梅岩力講座(松柏塾)第4期 第8講(通算45講)案内

【日時】11月25日(月)18時~20時 【会場】大阪市中央公会堂 地階 第4会議室

【最寄り駅】京阪中之島線「なにわ橋」1分、地下鉄堺筋線・京阪線「北浜」3分、地下鉄御堂筋線・京阪線「淀屋橋」5分、

【参加費】500円(終了後、有志にて二次会あり)

【内容】

1.瞑目静坐・語録唱和

2.心学の光被(ここ1カ月の心学の進捗)

(1)心学風土記34・信濃の国⑤・敬業舎(環境社会新聞に寄稿)

(2)石田梅岩先生開講290周年記念講演会 

(3)白隠禅師「坐禅和讃」と梅岩先生

3.『都鄙問答』の輪読「性理問答」(P166~176)②

4.本日の感想・意見交換 

5.連絡事項

【詳細】

テキスト『都鄙問答』(致知出版社)の輪読をしています。お持ちでない方は会場に用意しています(1600円+税)。読書以外に石門心学に関わる情報提供、意見交換など、和気あいあいにして密度の濃い2時間です。終了後、有志で二次会もあります(北浜・南禅)。

先月から、いよいよ『都鄙問答』最後の「性理問答の段」に入りました。この段は『都鄙問答』の中で最も長く、梅岩先生の教えの根幹となる部分です。それだけに難しいところですが、6回に分けて読み進めています。2回目の今回は前半のクライマックス。梅岩先生が40年かけて体得し、更に唯一の師・了雲の厳しい指導を受けてつかみ取った教えの真髄がこの10頁(岩波では5頁半)に籠められています。

梅岩先生が京都で開講され今年で290年。『都鄙問答』出版から280年。節目の年に、この歴史的で、かつ現代人が学ぶべきに実践的書物に出会えた悦びを味わっています。

「松柏舎」(大和梅岩力講座)の目的は、①梅岩精神(日本人の心のふるさと)を訪ね、徳力を高める、②商人力(顧客満足、敬業精神、勤勉、倹約)を身に付け永続的に栄える、③知心に至り、安心立命・不動心を得る。そして「石門心学」の使命は、①企業の社会的価値の向上のために! ②良き後継者育成のために! ③地球社会の未来への貢献のために! です。

月に一度の集いですが、自身の現状をより輝かせる、明日への歩みを見直す機会とする学び舎です。どうぞご参集ください。

◆今月の語録唱和

答(こたう)、『能き問哉。徒然草に、伝え聞き學んで知るは眞の知にあらずと云う。今汝、斯のごとくきこえたるやうに思わるゝとも、未だ実知にあらず。是を以て味いなし。性を知りたしと修行する者は、得ざる所を苦しみ、是はいかにこれは如何にと、日夜朝暮に苦しむうちに、忽然(こつぜん)として開けたる、其時の嬉しさを喩えていわば、死にたる親の蘇生(よみがえ)り、再び來り玉うとも其樂みにも劣るまじ。

昔より重荷を持ちし山賤(やまがつ)の、息杖(いきづえ)懸けて休みたるを、安樂の至極なりと画(えが)き伝えし其人は、豁然(かつぜん)と開けたる此樂みを、知らざる者にて有りつらん。

我に、至極の樂みを画けと望む人あらば、豁然とひらけつゝ手の舞い足の踏む所を忘れし者を画くべし。此所を伝に曰く、「豁然として貫通するときは、則ち衆物の表裏、精粗、到らざること無し」と。

 扨、この所は我心を、尽すほど尽すほどに嬉しさちがうなり。年久しく如何(いかん)々々と思う所より、忽然(こつぜん)として疑い晴るゝことあり。然るに一ケ月やニケ月に疑いを起し、是に於いても彷彿と開くことありといえども、喜ぶこと少し。少きゆえに勇気出でず。又信心堅固にして入り立つ時は、假令(たとい)辻に立ってなりとも、此味いを世に伝え残さんと思う勇氣も出ずるなり。我(われ)文學の拙き恥を知らずして、斯くのごとく謂(い)い散らすは、実(まこと)に鄙夫(ひっぷ)というべけれど、我(わが)志を述べんためなり。』(「性理問答の段」172頁~174頁、岩波78頁)


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