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「石門心学発祥之地」の除幕式

6月19日午前、京都市中京区車屋町通り御池上る東側の地にて門川大作京都市長にご出席いただき、「石門心学発祥之地」の除幕式が行われた。

4年前、ここに「此付近石田梅岩講舎跡」碑が建てられたが、今回も地元、塗師屋町のご尽力のもと、2本目の建碑が行なわれた。

私としては30年以上前に石田梅岩先生の偉業を知り、京都に行くたびに時間があればこの地を訪ね、心学の源流の心を汲み、何とかこの場所に、記念となるモニュメントが欲しいと念願していたので、本日の式典は感慨無量であった。

今年は梅岩先生の開講290年にあたる。11月2日(土)には京都グランヴィアホテルでは記念講演会が行われる。

これらの節目行事を基点として、梅岩先生の精神が人々の琴線に触れ、徳力を高めるきっかけを為したいものである。

梅岩先生の目指した世界は、①争いのない平和に満ち溢れた世の中、②何事にも進取の気概を持って取組む精神、③全ての人々が勤勉に職分を全うし会に貢献できること、④聖人の道に学び永続的に栄える商人の輩出であった。

KBS京都放送のニュース でも何回か映った(当方の受信状況が悪く、映像が乱れている)。

なお、今回建てられて駒札の全文は以下の通り。これの抄訳が、英語、中国語、韓国語で記載されている。

石門心学発祥之地

石田梅岩(一六八五~一七四四)は,呉服商に奉公のかたわら,独学で神儒仏を学んだ。そして小栗了雲に出会い,峻厳な指導を受けた後,四十五歳にしてこの塗師屋町で「お望みの方は遠慮なくお通りお聞きなさるべく候。女中方は奥へお通りなさるべく候」との掛行燈を掲げ,講席を開き,門弟に人としての有るべき道を教えた。

また「士農工商」ともに天の一物なりと職分の上での平等観を示し,男女・年齢・宗教を問わず,心を知るための修養を生涯説き続けた。

高弟の手島堵庵が師の教義を「石門心学」と名付け,社中がこれを広く伝え,全国に百八十余りの講舎が設立された。「石門心学」は江戸時代に於ける一大教化機関となり,明治以降の経済発展に大きな影響を与えた。

開講二九〇年に当たり,ここに記念碑を建立する。

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